1月13日(火)函館市地域交流まちづくりセンターで「第2回 エコハ大学」が行われました。
この「エコハ大学」とは、インターネットやフリーペーパーで地域のより良い環境うと食を伝えるコミュニティメディアエコミュニティ ハコダテ(略称:エコハ)のトークセッションの中で、環境問題の基礎的な知識を学び、プロジェクト活動として実践することを目的として開催されました。
学長は公立はこだて未来大学の鈴木 克也教授が務め、「(環境問題について)理解を広く深めることが目的で、参加する誰もが先生で誰もが生徒なんです。」と、学びたいことを勝手(自由)に学べるオープンなものにしたいと話していました。
今回の参加者は、今まで開催されたトークセッションに参加した主婦やエコハに参加する企業やレストランのシェフの他、初参加の方もいらっしゃいました(私もです)。
前回のトークセッションで地域で減農薬や有機農法による生産された野菜を使って漬物をつくろうということになり「有機農法による漬物開発プロジェクト」が進められています。
このプロジェとには、森町のみよい農園、食品の衛生管理や包装・梱包に詳しい北海道立工業じ技術開発センター(函館市桔梗町)の担当者、レストラン グラン・ポルテの総料理長、北海道商工連合会の担当らなどが参加しています。
今回は森町みよい農園の有機農法かぼちゃ(黄王)を使った漬物の試食会が行われました。この漬物の開発にはエコハ大学に参加する主婦ら3組が挑戦し(11月のトークセッション後自宅で作ったようです)
北海道産の野菜調味料を使ってみたり、それぞれが工夫した「かぼちゃ漬け」が揃いました。
主にかぼちゃの塩漬けが多かったですがかぼちゃと一緒にもらった赤かぶやごぼうの漬物も一緒に試食が行われました。
私は漬物がそんなに好きでないため、あまり言えませんが塩漬けの堅いのは、食感も味もいいもんではなです。なので、ごぼうのしょう油付け?が一番食べれたかな。
試食のあと、みより農園やグランポルテの方による、塩漬けはかぼちゃん本来の甘さが活かされず、かぼちゃ本来の「甘い」イメージとかけ離れていて難しいのでは?という感想
唯一よかったのが、一度干してから漬けたものの食感がよかったそうです。
かぼちゃ=ふかしたかぼちゃの甘さなので、それを漬物として表現しないと買って食べてもらうようなもににはならないそうです。
「メシが喰いたくなる」ものがおしい漬物だそうです。
この漬物を漬けた主婦らは、みより農園のかぼちゃを「おいしい、おいしい」と絶賛しており
この味をもっと多くの人に味わって欲しいそうです。
「エコハ大学」では、“函館に新たな漬物産業を起こす”という目的もあるようなので、かぼちゃの漬物で製品開発を進めていくそうです。
“新たな漬物産業”というのは、北海道商工会連合会が進める農商工連携の一環だそうです。
このあと、漬物をの梱包・流通・保存方法について道立工業技術開発センターの方からお話しがあり
や殺菌や真空パックについての説明がありました。
消費者の意見から「真空パック」がいいのでは?という発言もあったのですが、漬物はきちんと殺菌がしきれない場合、醗酵して袋が膨らんでしまい見栄えが悪くイメージが悪いなど生産・加工者側のお話しも聞くことができました。
生産・加工者に携わる方の話しを消費者が直接聞けるというのいいものですね。
包装の話しでは、ビニール製の袋に入っているとそれをごみとして捨てるのに気が引けるしストレスがたまるので、リサイクル出来るものやごみにならないもの、環境に優しいものにして欲しいという意見も(函館市のごみの分別では、容器包装プラは洗浄するとプラスチチック包装容器として再資源化されます。)
私は、町内やご近所でつくれるようにして、“おすそわけ”すればごみにならないのになー、とも思うのだえけれで
それじゃ産業創出?にはならないんでしょうね。まぁ売りたいのだろうからね。
あとは、子どもでも食べやすく甘いものだったり、調味料も体に優しいものをつかって欲しいという意見がありました。
今回の試食会では、千枚漬けや牛蒡の漬物の方が漬物としてうまい!と学長に一蹴されてしまったので
かぼちゃの甘さを活かし、かぼちゃ単品ではなく地域で採れる農産物や海産物も入れた「函館漬け」を目指し漬物開発を進めていくそうです。
第2回 エコハ大学は、「漬物の試食会」で終わりトークセッションはやったのかーという感想だったのですが“漬物開発”のトークセッションだったようです。
次回のエコハ大学は、2月16日(月)12:30~15:00、会場は今回と同じ地域交流まちづくりセンターとなっております。
また3月8日(日)には、大沼国際セミナーハウスで「エコハフォーラム09」の開催も予定されているそうです。
今回のエコハ大学にはじめて参加して残念だったのが、上の写真を見て気付いた方もいると思いますが
漬物試食会の皿や箸が使い捨てのものが使われていたということ
そんな大勢の集まりじゃないんだから一声「試食会を行いますので、お皿や箸を持って来て下さい」って言ってくれれないいのにね。
そんな風に持っていたら主婦の方から「お皿もってくればよかったー」という声も聞こえてきました。
今回だめだったら、次に直せばいいんです。
そんな主婦の方は水筒を自宅から持ってきていました。
この方は、確か出産予定が2週間後の主婦の方で、2人のお子さんがいる女性でした。
出産・子育ての中で、「食」の安全性に関心を持つようになったそうです。
経営者や農家、技術者、主婦など異なった方々が情報を交換したり触れ合ったり出来る場はいいです。
各々が取り組んでいることを共有し、「エコハ」を通して情報発信をしていって欲しいと思います。
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